ごあいさつ「相続対策ホームページを作ろうと思った理由・思い」
家族構成の変化に伴うおひとりさま世帯の増加や親族間での相続トラブルが増加傾向にある中,遺言をはじめとする相続・相続税対策のご相談が増えています。
相続対策には遺言の他にも家族信託,死後事務委任契約など有用な方法があり,ケースに合わせて方法を選ぶことができますが,これらの方法は一般の方にはあまり馴染みがないように思います。
また,最新の高齢社会白書によると,平成30年10月1日現在の日本の総人口は1億2644万人であるのに対し,65歳以上の人口は3558万人であり,高齢化は更に進んでいます。そして,平均寿命も男性80.98歳,女性87.14歳とこの20年ほどの間に3歳ほど伸びていますが,他方でご夫婦ともに認知症を発症するリスクも高まっています。
認知症が進んでいくと,法律上は財産の管理能力を失うということになりますが,認知症対策を行いつつ,自分の築き上げた財産を承継させていくことも重要と思われます。しかし,健康なうちに対策を講じていくことの重要性はあまり認識されていないように思われます。そこで,このような状況から,ご自身が抱えている相続関連の問題に対する最適な解決方法は何か弁護士に相談したいという方のニーズにお答えするためにホームページを立ち上げることといたしました。法律の専門家としての知識・経験を活かし,相続対策でお困りの方のお力になれれば幸いです。